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逃がさないよ,2

2026-08-20 13:06 短篇章节 5630 ℃
2

深夜の住宅街を駆け抜ける走り音が聞こえる,アメリカだ,まるで何かから逃げるかの様に走り続けていた。
「はーここまで来たら大丈夫だろ。」
アメリカはまだ警戒している為後方を確認した後に近くにあった路地裏に入っていた,だが物陰に隠れていた人影に気付かなかった,その人影はアメリカの後に続いって路地裏に入っていた,そのままアメリカは路地裏を歩いていたが後ろから足音が聞こえてくる。アメリカは咄嗟に振り返って,誰だ!と叫んだ,だが帰ってくるのは風の吹く音だけだった,気のせいかと思いすぐ前を向き路地裏から出ようとした時,腕を掴まれそのまま耳元で囁かれる。
「捕まえた♡。」
「っカナダ。」
そうアメリカが逃げていた理由はカナダが自身の事を監禁しようという独り言を聞いてしまい慌てて逃げていた,だがこうも簡単に自身の居場所がバレれるのはおかしいと感じ今着ている服を弄った,案の定服の中からGPSが出てきた。
「気付くの遅かったねーもう少し早ければ逃げれてたのに,まあ逃す気は無かったけど。」
言い終わると握っているアメリカの腕を折った,急な痛みがアメリカを襲い思わず悲鳴が出た,そんな兄の姿を見ているカナダは何処か嬉しそうにしていた,それに気付かずアメリカは痛みにもがき膝から崩れていった。
「あ~大丈夫兄さん?。」
その言葉を聞いたアメリカは心の中で呟いた,お前がしたんだろ!、そう言おうとしたが痛みによってまともに出ずようやく声に出したが,カナダから聞いたら嗚咽にしか聞こえない,そんな事を露知らずアメリカの目から涙が滴った,その姿を見たカナダの中で何かが崩れ落ちた。
「ああその姿もう誰にも見したくない♡。」
カナダはそう言い終わるといつも持っている斧を取り出した,その意図を理解してしまったアメリカは必死に辞めてくれと頼んだ,だがカナダはその言葉を無視して斧を振り上げてアメリカの右脚を狙い思いっきり斧を下ろす,静かな路地裏はアメリカの悲鳴と血が浸る音だけが聞こえる。

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